検査当日の流れ

来院前注意事項

  • 検査の日は、朝食は食べずに来院して下さい。
  • 糖尿病の薬、抗血栓薬以外でいつも朝に服用している薬は少量の水で服用してかまいません。
  • 検査に際し胃の動きを抑える鎮痙剤や苦痛を和らげる為に鎮静剤を使用する為、検査後は目の焦点が合いにくかったり、眠気を催すことがありますので、検査当日は自動車、バイク、自転車の運転はお控え下さい。 

1. 病院へ来院

受付

検査開始30分前に、総合受付にお越しください。

当日ご持参頂くもの

  • 検査依頼状(診療情報提供書)
  • 上部消化管内視鏡(胃カメラ)検査の説明・同意書
  • 健康保険証

内視鏡室ご案内

内視鏡検査説明・同意書

  • 検査内容説明後、内視鏡検査同意書の記入をして頂きます。
  • 検査の苦痛を軽減する事を目的とした、麻酔導入剤の注射の使用をご希望の患者様はお申し出下さい。

◆偶発性、合併症について◆

検査後、腹痛や吐き気が続く場合は夜間でも構いませんのでご連絡下さい。稀に睡眠導入剤によるアレルギー反応等の副作用や、出血・穿孔等の合併症を起こすことがあります。内視鏡検査に伴う偶発症(ショック・出血・穿孔等)の発生頻度は内視鏡学会による全国集計で約2千件に1件の割合です。
ポリープ切除手術などの、治療をおこなった場合、偶発性の発生頻度は高くなり、約5~6百件に1件の割合となります。
万が一、このような偶発症が発生した場合は、緊急処置、入院、手術が必要になる事もございますので、ご了承の上同意書に署名下さい。

内視鏡検査

前処置と検査

  • 検査前に胃の中の泡を消し見えやすくする水薬を飲みます。
    またカメラが飲み込みやすくなるよう、のどに麻酔をためていただきます。
  • 上腕に胃の動きを抑える注射をします。

※ご希望の方のみ、麻酔導入剤の注射をします。

前処置と検査

  • 口から内視鏡を入れ食道、胃、十二指腸の一部を観察します。
  • 検査の時間は10分です。病気が見つかった場合は、そこから顕微鏡で調べる為の小さな組織を取る(生検)などの処置をしますので、多少お時間がかかります。

4. 検査終了(外科にて結果説明)

検査後は…

  • 麻酔導入剤使用の場合は30分~1時間は外来処置室にて安静にして下さい。
    (当日の車等の運転はお控え下さい)
  • 飲食、喫煙は喉の麻酔がきれる1時間後からにして下さい。
    但し、病理検査(生検)をした場合は、医師の指示に従い2時間後からにして下さい。
  • 病理検査(生検)の標本を採取された方は、胃粘膜から少量の出血がありますので、検査当日は刺激物(香辛料・柑橘類)や酒類の摂取は控えて下さい。
  • 便が黒くなったり、たちくらみ、めまいの症状がある場合はお早めにご連絡、ご受診下さい。

お会計

以上で終了です。お疲れさまでした。

検査前日までの注意

食事について

  • 検査前日の夜9時以降は、固形の物は食べないで下さい。
    ※油物、昆布、わかめなどの消化の悪い物は避けて下さい。(タバコ禁)
  • その後、就寝まで水分(お茶・水)を十分摂取して下さい。牛乳は飲まないで下さい。

薬の休薬について

下記のような、抗血栓薬を服用中の患者様は、休薬と再開の時期を主治医の先生にご相談下さい。

上部内視鏡検査における抗血小板薬の休薬期間

薬剤名 検査休薬期間 検査後再開予定
1. ワ―ファリン 3~4日間 翌日から
2. バイアススピリン 3日間 3日後から
3. パナルジン 5日間 3日後から
4. 2と3の併用時 7日間 3日後から
5. エパデール 5日間 3日後から
6. ケタス 5日間 3日後から
7. プレタール 5日間 3日後から
8. コメリアン 5日間 3日後から
9. サアミオン 5日間 3日後から
10. セロクラール 5日間 3日後から
11. ペルサンチン 5日間 3日後から
12. プロサイリン 5日間 3日後から
13. オパルモン 5日間 3日後から
14. アンプラーグ 5日間 3日後から
15. ロコルナール 5日間 3日後から

消化器内視鏡ガイドライン、内視鏡治療時の抗凝固薬・抗血小板薬使用に関する指針より

  • 高血圧症・心臓病・気管支喘息の朝の薬は内服して下さい。
  • 糖尿病の薬または、インシュリンは使用しないで下さい。
  • その他の薬の服用について、ご不明な点等ございましたら主治医の先生、または当院にお問合わせ下さい。

各種検査の流れ一覧